今月読んだ本 vol.95

天国の罠(堂場瞬一)徳間文庫
チェーンレター(折原一)角川ホラー文庫
英雄の書(宮部みゆき)新潮文庫
モンスター(百田尚樹)幻冬舎文庫
スリープ(乾くるみ)ハルキ文庫
プラチナデータ(東野圭吾)幻冬舎文庫
夜の終焉(堂場瞬一)中央文庫
誘拐児(翔田寛)講談社文庫
インビジブルレイン(誉田哲也)光文社文庫

20世紀少年少女唱歌集

椿組2012年夏・花園神社野外劇『20世紀少年少女唱歌集』を観てきました。
主宰の外波山さんが「どうぞTwitter・facebook・Blogなどでどんどん紹介してください」とおっしゃっていたのでブログを更新してみますー。
久しぶりのテント芝居に開演前からワクワク。
四半世紀以上昔、両国に赤テントの芝居を観に行ったり羽根木公園に黒テントを観に行ったり、アングラというものに得体の知れない魅力を感じてわけのわからないまま通っていた頃の胸のトキメキを思い出しましたね。
ラストにテントが割れて役者がクレーン車で吊られて飛去ったり、トラックに乗って遠ざかったり、お約束の大仕掛けに驚嘆したものです。
さて、久しぶりに観たテント芝居。昔のように地べたにムシロを敷いて座ることもなく座布団付きの椅子席で快適になっていますが、あの独特な感じはそのまま。そう、これ!これがたまらないのよー。
物語は日々の生活に追われる主人公が子ども時代を過ごした場所に仕事でやってきて昔を思い出す…という形で昭和のバラックにワープします。
うとおしいほど密接だった家族や近所の人々との関わり、夢が夢として存在できた貧しい時代が切ないほどに蘇ってきました。
役者さんは皆個性あふれる方々で、とても魅力的。欲を言えば、昔のアングラ芝居には「うわ、こんなの観ていいのかしら」と思うようなエロティックな場面や女優さんがいたのだけれど、その辺が前より健康的な感じでした。あ、単に私がスレただけかも?
嬉しかったのは、以前舞台で共演した恒松敦巳さんにウン十年ぶりに再会できたこと。
とても達者な役者さんになっていて芝居を引き締めていました。突然現れた私に驚いていたけど。
また観に行こうっと。

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今月読んだ本 vol.94

猿猴(田中啓文)講談社文庫
プリズン・トリック(遠藤武文)講談社文庫
遠い響き(藤谷治)講談社文庫
猫鳴り(沼田まほかる)双葉文庫
もぐら(矢月秀作)中公文庫
K・Nの悲劇(高野和明)文春文庫
美神解体(篠田節子)角川文庫
無理 上・下(奥田英朗)文春文庫
ビブリア古書堂の事件手帖 3(三上延)メディアワークス文庫
逃亡者(折原一)文春文庫
虎が雨―立場茶屋おりき(今井絵美子)時代小説文庫
寒さ橋―すこくろ幽斎診療記 1(今井絵美子)双葉文庫
梅雨の雷ーすこくろ幽斎診療記 2(今井絵美子)双葉文庫
麦笛-すこくろ幽斎診療記 3(今井絵美子)双葉文庫