TBスタジオ企画 ハイパーシステム朗読劇「手紙 届かなかったラブレター」を観てきました。
上演回ごとに異なる出演者で、私は初回の間天憑さん×木村翠さんの回を拝見しました。
広島の小学校で同級生だった少年と少女が、1950年代から1990年代までに交わした手紙が朗読されます。終戦間もない混乱の時期から60年安保、ベトナム戦争、国交正常化、沖縄返還、バブル経済・・・。
様々な職業を経て政治家になった少年と、舞台から映画・TVへと転身する女優になった少女を通じて、戦後を駆け足で追体験する純愛物語。
ときおり映像が映されるものの、朗読だけで感情を大いに揺さぶられ、静かな涙が流れました。素晴らしかったー。
コロナ禍で不安で落ち着かない今、これまでだってこんなに色んな事が起こっても乗り越えてきたじゃないかと、なんだか勇気をもらえました。
ところで、朗読者お二人の前に透明なアクリル板が設置してあって「コロナ対策?」と思っていたら、これこそが“ハイパーシステム朗読機”なのですね!