Air studio Produce『MOTHER ~特攻の母 鳥濱トメ物語~

Air studio Produce『MOTHER ~特攻の母 鳥濱トメ物語~』を観てきました。
先月に引き続き、なんだかエアスタ観劇日記の様相を呈してきましたねー。
さて、この作品も初演から皆勤賞で観ています。
毎回、泣いてしまいます。
稽古場におじゃましても泣いてしまいます。
何が私をそこまで泣かせるのか?
うーん。
私の涙腺が緩むポイントは“おじぎ”かな。
感謝でも謝罪でも尊敬でも恐れでもはたまた別れでも、この“おじぎ”で心のうちを伝えられる文化に涙してしまいます。
尖閣諸島の領有権をめぐってなんだかキナ臭くなってきた今、多くの人に観てほしい作品です。
そうそう、奔放でワンマンな信長さまが人情厚い隊長になっていてどちらも男前でしたー。
終演後にロビーでどさくさに紛れて小西博之さんと握手しちゃった、うれしー。
突如品数が増えたマザーグッズの手ぬぐいを1本GETしたのでした。

Air studio Produce『信長』

Air studio Produce『信長』を観てきました。”熱い男達だけの戦国エンターテイメント!!!”と副題がついているとおり、男ばかり58名のド迫力の舞台ですー。初演のときは、うっかり開演前に楽屋に遊びにいくと、いつのまにか今川軍の衣裳を着せられて行進に参加させられるというウワサがありましたが、今回はどうだったんでしょうね?
2010年より毎年上演されているこの作品、今回は様々な要素が洗練されて今までの最高傑作ではないかと私は思いますゾ。
太鼓の生演奏も音楽も素晴らしい、場面転換のSEが客席が震えるほどの重低音で効果的。
桶狭間の戦いで信長と重臣達が鎧兜を身につけて馬上で正面きったシーンでは、思わず「かっこいいー」と口走り、なんだか涙が出てきましたよ。いやー、コーフンした。
毎回胸震えるポイントは違って、これは信長役の個性によるのかしら、私のミーハー度によるのかしら。
2010年版では、信長が「馬ーっ!」と叫んで馬に飛び乗るシーンにヤられました。
2011年版では、信長が最後に去る台詞(ああ、思い出せない!)で「きゃぁー♡」とミモダエしました。
信長役、毎回ほんとうに素敵なんですよ〜。
今回は信長と木下藤吉郎から目が離せず、帰り際にプロデューサーをつかまえて「DVD出ないんですか?出して!絶対買うからっ!」と訴えておきました。(^_^;

20世紀少年少女唱歌集

椿組2012年夏・花園神社野外劇『20世紀少年少女唱歌集』を観てきました。
主宰の外波山さんが「どうぞTwitter・facebook・Blogなどでどんどん紹介してください」とおっしゃっていたのでブログを更新してみますー。
久しぶりのテント芝居に開演前からワクワク。
四半世紀以上昔、両国に赤テントの芝居を観に行ったり羽根木公園に黒テントを観に行ったり、アングラというものに得体の知れない魅力を感じてわけのわからないまま通っていた頃の胸のトキメキを思い出しましたね。
ラストにテントが割れて役者がクレーン車で吊られて飛去ったり、トラックに乗って遠ざかったり、お約束の大仕掛けに驚嘆したものです。
さて、久しぶりに観たテント芝居。昔のように地べたにムシロを敷いて座ることもなく座布団付きの椅子席で快適になっていますが、あの独特な感じはそのまま。そう、これ!これがたまらないのよー。
物語は日々の生活に追われる主人公が子ども時代を過ごした場所に仕事でやってきて昔を思い出す…という形で昭和のバラックにワープします。
うとおしいほど密接だった家族や近所の人々との関わり、夢が夢として存在できた貧しい時代が切ないほどに蘇ってきました。
役者さんは皆個性あふれる方々で、とても魅力的。欲を言えば、昔のアングラ芝居には「うわ、こんなの観ていいのかしら」と思うようなエロティックな場面や女優さんがいたのだけれど、その辺が前より健康的な感じでした。あ、単に私がスレただけかも?
嬉しかったのは、以前舞台で共演した恒松敦巳さんにウン十年ぶりに再会できたこと。
とても達者な役者さんになっていて芝居を引き締めていました。突然現れた私に驚いていたけど。
また観に行こうっと。

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