音楽劇『チンチン電車と女学生』

先週の土日、実家を素通りして広島まで広島電鉄電車開業100周年 音楽劇『チンチン電車と女学生』を観に行ってきました。
2007年に大阪で幕を開けてから今回で5回目の上演です。
私は初演の大阪公演と同年の広島公演を観ているのですが、久しぶりに観た『チンチン電車と女学生』はやはり素敵な作品です!
戦時中、男性乗務員が次々と出征して運転士や車掌が不足し、女性乗務員育成のために作られた広島電鉄家政女学校、実際にあった物語です。
女学生一人一人の様々なエピソードをつなげて8月6日へと向かって行くストーリー運びに引き込まれます。さすが高橋知伽江さんの脚本!
山下透さんの音楽も切なく美しく、イントロが流れると条件反射でもう涙、涙。(笑)
山口正義さん演出の時は女学生中心でしたが、鈴木健之亮さん演出になって女学校以外のシーンが増え、より戦争の悲惨さが浮き彫りになっていました。
なくなってしまった幻想シーン、私はかなり好きだったので復活しないかなぁ。
電車のセットの運転台のハンドルは美術の阪本雅信さんのコダワリで本物を使用しているそうです。客席からは見えないけどコダワリ!
ミュージカル『シルフィー』やMotion Rock Opera『Life pathfinder』でご一緒した役者さんがたくさん出演していて、皆パワーアップしていました。懐かしい面々に再会できてうれしかった。
広島の居酒屋でいつも東京で会ってるメンバーと飲んでいると、いったい今どこにいるのかわからなくなったけど。

終演後外に出ると、ライトアップされた原爆ドームが目の前に。
平和記念公園を歩きながら舞台のことに思いをはせる最高のロケーション。

翌日は抜けるような青空。
8月6日もこんな空だったのかも。

もちろん、チンチン電車に乗ってきました!
車掌さんに料金や時間をきくと、とても親切に教えてくださいました。

なんだかとりとめもないまとまりのない広島旅行記でしたー。