神 敏将 キモノでライブ

劇団民藝の若きホープ、神 敏将さんのライブ(日本和装「小袖」主催)が去る10月16日赤坂の「november-eleventh」で行われました。
神くんとは、作曲家・山下透氏といっしょに運営している RTM / PaKaLoLo Records の関係で、デビュー当時からのおつきあいです。
久しぶりに会った彼は、舞台人としてずいぶん成長していて、まぶしいばかりでした。
以下、RTMサイト用に書いた Live Report です。


【Live Report】
ミュージカル「小泉八雲(未発表作品)」のナンバーで幕を開けたライブ、もうしょっぱなから神くんの憂いを含んだ表情にドキドキ。衣裳(堀口健一氏)もヘアメークも素晴らしく似合っていて素敵!(オープニングのガウンを脱いで黒いスーツ姿になった時には客席から“おお〜っ”というザワメキも)
出身地青森にちなんだ2曲「津軽海峡冬景色」と「リンゴの歌」は山下透の絶妙なアレンジでえらくカッコイイ。
そして、神くんのデビュー作ともいえるミュージカル「迷子の天使たち」からの2曲。ああっ、私もあの時その場にいたよ〜、もう一度あの曲を聴けるなんて私のために歌ってくれてるの〜、と勝手に盛り上がってウルウルしてるうちに、あっという間に第1部最後の曲。
「優花」神くんヴァージョンはすごく切なくて色気がある!作詞の荒巻正さんも「鳥肌がたちました」とおっしゃっていました。
さて休憩時間、同じテーブルのお客様方「すごいオーラがあるね」「私目があっちゃったわ〜」などとコーフン気味。そーでしょそーでしょ。
第2部は純白の衣裳で登場、「氷川きよしみたい〜(褒め言葉)」会場の熱気は最高潮。
ザ・タイガースの「花の首飾り」には“ジュリー”じゃなくて“ジンさま〜っ”と叫びたかった…許されるなら。
神くん作詞、山下透作曲のオリジナル曲も披露されてライブはいよいよ終盤に。
ところで歌っている神くんはとてもクールでかっこよいのだけど、トークの時は真面目というかカワイイというか、また違った面を見れました。アコースティックギターの熊取谷正樹さんが登場してチューニングしている時、じっと彼を見つめているので山下が「こういう時こそ何かしゃべらなきゃ」とつっこむと、「彼、僕の友達なんで、なんか心配で…」優しいっっ!
カーテンコールにはミュージカル「海底ホスピタル」のナンバー(主演女優さんも客席にいらっしゃいました)、そして拍手鳴り止まず予定外の再カーテンコールまで!「マイウェイ」を高らかに歌い上げて、ライブは終了したのでした。
ああ、ますますファンになってしまいました、ジンさま〜。